バリュー×グロース株に集中投資

バフェット氏曰く、「過度の分散投資は無知のためのリスク回避」です。 景気に左右されず、毎年しっかりと利益を上げられる企業に集中投資をしましょう!人間の“欲”がなくならない限り株式投資は永遠に不滅です★
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まず最初に1件、訂正させてください。

前回のブロンコビリーの記事内で、筆者は外食産業をあまり得意としておらず投資候補として挙げるとすれば『マクドナルド』1社限りかもしれませんと書いていたのですが、すでにもう1社外食産業に属する企業の株式を保有していました。

それは、2268BRサーティワンアイスクリームです。(筆者のポートフォリオの中でも古株の方なのですが・・・つい、忘れてしまっていました。)

投資家側からすれば、この企業の株式も一度ポートフォリオに組み込んだら後は時間が価値を増幅してくれる素晴らしい企業の1社です。

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では、ブロンコビリーの続きです。

前回も少し述べましたが、同社に投資するきっかけとなったのはたまたま実家の近くに『ブロンコビリー』がオープンしたのがきっかけでした。

実際にお店で食事をした最初の感想は“美味しい&楽しい”でしたね。それまで『ブロンコビリー』という店名すら聞いたことがありませんでしたが、これから多店舗化していけばきっと流行るだろうなと直観的に思ったものです。

で、調べたら名古屋地盤の上場企業だったというわけです。

しかも財務も抜群なんですね!これで投資しない理由はありません。

下記は筆者が業種・業態的に競合するかなと思える主な外食企業との比較です。31アイスクリームとサンマルクは外食企業でトップクラスの利益率を誇るため参考までに付記しました。

外食産業(ファミリー)財務比較


注目は何と言っても営業利益率ですね。トップのサンマルクHD、BR31アイスクリームに次ぐ高収益の企業体質であることを示しています。詳しくは後述しますが、この高収益の源泉は、同社の『得意なことだけをやる!』という経営姿勢からもたらされるものだと推測されます。

-ブロンコビリー3つの強み-
・魚沼産のコシヒカリでも津南町のものに限定
・備長炭で焼いたハンバーグ、ステーキの提供
・新鮮なサラダバーを季節ごとに用意


特に、大かまどで一度に大量に炊かれたご飯は、社長の竹市氏が自信を持ってアピールするのも納得の美味しさでした。なかなかこれだけ美味しいご飯を提供している外食企業は他にはないと思います。

で、その社長の竹市氏ですが、先日大和IRにて個人投資家向け企業説明会にて講演されていましたので、ここからはその時の講演内容とともにお送りしたいと思います。

まず竹市社長の印象と言えば、物腰、口調こそ柔らかく見えるものの、『ブロンコビリー』の経営に対する講演の端々に熱い情熱と強い自信を滲ませるとても好感の持てる人物でした。

きっと竹市氏自身が一番の『ブロンコビリー』のファンなのではないでしょうか^^

現在、東海と関東地区で66店舗(2010年期末時点)を運営していますが、2021年(10年後)までに200店舗の出店を目指すとのことです。計算上では、毎年12~14店舗程度の出店ペースということになるでしょうか。

ややペース的にはゆっくりかなという印象も受けたのですが、この毎期12~14店舗の出店ペースというのにはきちんとした理由があり、この出店ペースであれば借入金を必要とせずに自らが稼いだキャッシュフローだけで無理なく賄える出店ペースだそうです。

また出店計画については、ある程度儲かるとわかっている場所にしか出店はせず、もし好ましい出店場所を確保出来なければ出店ペースを落としても出店は控えるとピシャリ。規模の拡大を優先しようとしないその経営理念にも大変共感させていただきました。

すべてとは言いませんが、急速な規模の拡大の先に待つものは多くの場合、見栄えの良い売上高の裏で犠牲となった利益率の低下と質の低下のダブルパンチですから。

その先には関西、九州、東北地区への出店もイメージ程度はあるようでしたが、あくまでも当面は東海+関東地区で200店舗達成に注力されるとのことでした。

筆者の単なる感に過ぎませんが、まず達成可能な数字だと見ています。

気になる点を挙げるとするならば、アルバイト・パート人件費の水準でしょうか。関東、それも都内となるとやはり時間給が東海地区と比較して高くなることでしょう。これから関東地区の店舗数が増加し続けても現在の収益水準を保てるのか、その点はきちんと見守りたいと思っております。

さらに出店計画に対しては、自己のキャッシュフローの範囲内に収め、借入金に頼らない経営戦略を採るのは竹市社長自身の経験則に基づいてのことだそうです。

今から約10年前の2001年、当時同社は38億円程度の有利子負債を抱えていたそうです。利息の支払い額もそこそこあったと思われますが経営が順調のときは大して気にもならなかったのでしょう。(竹市社長も有利子負債の額は20億円程度はあると思っていたが、まさか38億円にもなっていたとは思っていなかったと回顧されておりました^^;)

そんな折、日本国内では米国産輸入牛肉によるBSE問題で全国的に牛肉が不人気食に。牛肉を扱う単一業態で店舗展開する同社には、当然のごとく大打撃を与えました。

損益は赤字に転落し、今までさほど気になっていなかった38億円にのぼる有利子負債の利息がさらに経営を逼迫させます。

竹市社長も当時は本当に潰れるかもしれないと弱気にもなったそうです。

しかし、ここからが並みの企業ではありませんね。

それまでは同社の経営戦略は低価格路線を採っていたそうなのですが、BSE問題を機に経営戦略も大転換。高付加価値の商品を提供できる店舗に生まれ変わらせ見事成功。これが現在の『ブロンコビリー』の基盤となり、以来、有利子負債の返済に務め2010年12月期には2億円程度にまで圧縮。同期の純利益額が6億円ですからもう有利子負債に怯える必要は無くなったと言えるでしょう。

久しぶりに引用させてもらいますが、かの大投資家ウォーレン・バフェット氏も借入金については「多額の借金を持つことは、毎朝目が覚めて今日も1日他人の好意が訪れることを祈るようなものだ」と述べられています。

借入金が「善」か「悪」かの議論はここでは避けますが、少なくても個人の生活においては、借金に頼らずに生活することができるのであればそれは幸せなことだと思っております。

こうして2001年の危機を乗り越えた同社は財務的にもとても筋肉質な企業となり、外食産業業界自体が縮小するなか順調に成長してきたわけです。

そして、そんななかで起きたのが2011年3月11日の東日本大震災。原発事故の影響による国産牛肉のセシウム問題による消費者の牛肉離れと、これまでに経験のない計画停電という事態に一時的に売上高が激減。

(牛肉について同社は、100%豪州産牛肉を使用しているため安全面において問題もなく、消費者の戻りもそこそこ早かったようですが、計画停電だけはどうしようもなかったとおっしゃられておりました。計画停電期間中の1店舗当たりの売上高の減少額は約3割にも及んだそうです。まだ関東地区の店舗数が全66店舗中8店舗と東海地区と比較して少なかったのが幸いでした。)

先日の企業説明会時点ではずいぶん回復しているとのことでしたが、それは、3Qの損益計算書からも見てとれます。

2010年3Q 売上高6,449百万円 営業利益率12.9%
2011年3Q 売上高7,251百万円 営業利益率15.4%


加えて竹市社長はこうもおっしゃっておりました。「震災による国産牛肉のセシウム問題、計画停電が発生しなければ、正直、今期は外食産業全体で利益率トップに躍り出ていた」と。今期の達成はやや難しい情勢のようですが、来期以降に十分期待していいのではないでしょうか。

また、余談ですが竹市社長、業界全体の動向にも精通していらっしゃるように拝見しました。一株主として頼もしい限りです。

企業説明会の終盤では同社の経営リスクとして、

・ステーキ、ハンバーグという単一業態で店舗展開を行っていること
・100%豪州産牛肉の輸入に頼っていること


の2点を主要なリスクとして挙げることも忘れておられませんでした。


やや長くなりましたが、最後は恒例の同社理論株価です。

ブロンコビリーの理論株価は3600円です。

いつものことながら嘘を書いているつもりはありませんが、投資をするに当たってはあくまでも自己責任でお願いします☆


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