FC2ブログ

バリュー×グロース株に集中投資

バフェット氏曰く、「過度の分散投資は無知のためのリスク回避」です。 景気に左右されず、毎年しっかりと利益を上げられる企業に集中投資をしましょう!人間の“欲”がなくならない限り株式投資は永遠に不滅です★
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ
にほんブログ村

前回の最後に触れましたが、同社の大きな問題点の1つに10年前から一向に売上が増加していない点があげられます。

9437NTTドコモ売上高推移

これは、国内人口の頭打ち&少子高齢化の傾向を考慮すると国内で売上拡大を目指すにはやや限界があると言えるかもしれません。

そこで、同社は1900年代後半から『i-mode』の海外への輸出に積極的に打って出るわけですが、贔屓目に見ても決して成功したとは言い難い投資が続き、結局は売上高の拡大には至りませんでした。

主な投資案件としては、

■2000年 イギリスの携帯電話事業会社Hutchison 3G UK Holdingsに約12億ポンド(当時の為替レートで約1944億円)出資。

■2001年 米AT&Tの携帯電話事業部門であるAT&Tワイヤレスへ約98億ドル(当時の為替レートで約1兆792億円)を出資。
⇒上場来、唯一の赤字に陥ったのもこの時期でした。海外投資に対する2兆円を超える特損の計上で1000億円強の最終赤字に転落。

■2002年 オランダのKPNモバイルへ約40億ユーロ(当時の為替レートで約4080億円)を出資。

■2008年 Tata Teleservices Maharashtra Limited(タタ・テレサービシズ)に約1,274億ルピー(当時の為替レートで約2,500億円)を出資。

タタ・テレサービシズに対する投資は今現在も追加で行っているようで、成否の判断はもう少し先になりそうですが、それ以前の投資案件は散々たる結果だったと言えるでしょう。日本の携帯電話が「ガラパゴス携帯」と言われる所以にもなっているように思えます。(i-modeは日本でしか普及しないということでしょうか。)

また、同社の海外投資に対しては“(海外投資を)無駄なことばかりしている”という過激な意見を述べられる方もいるようですが、国内売上高が頭打ちの状態である以上、企業としては何かしらの手段を講じなければならないわけで、その1つとして海外に収益を求めようとするのは必然の行為と言えるのではないかと思います。

加えて、時価総額が5兆円を超える同社のような巨大企業が、収益にそこそこのインパクトを与えようとするならば投資額もそこそこ大きくないと投資をしてもあまり意味がないと言えるでしょう。

あくまでも結果論として、これまでの海外投資はうまく実を結んだとは言えませんが、個人的には決して間違った方向ではないという印象を持っております。(もう少し、各投資案件に対して責任の所在を明確にした方がいいとは思いますが。。。)


いよいよスマートフォンも本格的に普及し始め、今後、同社がどうのような成長を描けるのかとても興味深いところですが、仮にこれまでの10年間のように成長力に欠けたとしても、現在の収益力+国内携帯電話シェア50%程度を維持することが可能であるならば、将来的な見通しを立てるのはさほど難しい作業ではないのではないでしょうか。

そこで前回の記事に書いた、「見方を変えれば長期投資銘柄候補としても面白いのでは」という話になるわけですが、世界的な景気悪化の影響を受け同社の株価もPBRは1.2倍まで低下しています。この水準からさらに下がるとしても、下値はそこそこ限定的であると思われ財務は盤石です。

仮に、同社の株式を債券として見立てたると、現在の株価に対する配当利回りは4%強と、一般的な投資適格債券と比較すると非常に魅力的な水準にまで達しています。加えて、実際の債券とは異なりインフレ対応力も兼ね備えています。

どうでしょう?

あくまでも株式への投資ですので相応のリスクを抱えることにはなりますが、中途半端な債券を購入するよりは十分リターンの見込みがあると言えるのではないでしょうか。

ちなみに、まだ景気が良かったと言われる2007年3月期の同社の平均PERで19倍弱ですから、現在のPERが12倍程度であることを考えると景気さえ良くなれば株式としてもまた魅力的であると思います。

決まりごとのようなものですので、一応筆者の独断と偏見による同社の理論株価を記載します。

NTTドコモの理論株価は20万円です。

いつものことながら嘘を書いているつもりはありませんが、あくまでも投資は自己責任でお願いします。


にほんブログ村 株ブログ 銘柄・投資企業へ<<少しでもお役に立ちましたら1クリックをお願いします
スポンサーサイト
コメント:
この記事へのコメント:
コメント:を投稿する
URL:
コメント:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック:
この記事のトラックバック URL
http://riskandbenefit.blog.fc2.com/tb.php/104-8636e3ce
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック:
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。