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バリュー×グロース株に集中投資

バフェット氏曰く、「過度の分散投資は無知のためのリスク回避」です。 景気に左右されず、毎年しっかりと利益を上げられる企業に集中投資をしましょう!人間の“欲”がなくならない限り株式投資は永遠に不滅です★
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同社に限らず、この倉庫運輸セクターの株式については全般的に割安に放置されている企業が多いように感じます。イメージ的にも景況感に左右されそうな業界で、今のように景気が下り坂の時には真っ先に不人気になるセクターの1つかもしません。

加えて、車両の買い替え頻度も高く資金需要が次から次へと起こり、あまり儲かる業種というイメージは湧きにくいのかもしれません。

しかし、景気が良かろうが悪かろうが“消費”という行動がこの世から無くなるわけはなく、そこには必ず荷物の移動という物理的現象が発生するわけで、運輸業へのニーズがゼロになるということはまずあり得ないわけです。

そして、その業界内には必ず勝ち組企業というのは存在しているはずなのです。

また、どんなにIT・科学技術が発達しようが10年後も20年後もこの“荷物の移動”というニーズは必ず存在するわけで、そういう点においては将来的な見通しはとても立てやすいのではないかとも思っています。

では、倉庫運輸セクターの同業他社比較です。

運輸業財務比較表


営業利益率は全体的に見てもあまり高くはないですね。トップのU.P.S.でさえ1桁台です。次に、粗利益に対する減価償却費の比率ですが、この数字は逆に非常に高率です。

つまり、粗利益に対する減価償却費が高いということはそれだけ多額の設備投資(このセクターの場合主に車両具でしょうが)が必要とされている証でもあります。いくら売上が上がったとしても利益のほとんどが再び売上を上げるためだけに設備投資に回される循環は投資家としてはやはり避けるべきでしょう。

しかし、その業界内にあってもヒガシ21と同社の2社は他社と比較しても頭1つ抜き出ているといった印象でしょうか。特にヒガシ21の10%を割る水準というのは非常に優秀だと思います。

それでは、ヒガシ21に投資すればいいのにと思われるかもしれませんが、2社の間には減価償却費率以外の点で決定的な違いが存在します。

結論から言えば、「売上高の推移」と「ROEの水準」です。

ヒガシ21の売上高がここ数年頭打ちなのに比べて、同社は10年連続増収増益継続中でさらに10期連続増配継続中というオマケ付きです。

これまで何度も述べてきましたが、この“○年連続増益”や“○年連続増配”という軌跡は、投資するにあたって非常に大きな物差しの1つだと考えています。

またROEについては表を見ると一目瞭然ですが、同社のROEはヒガシ21の約2倍になります。

さらに、同社の特筆すべき点を挙げると、年を追うごとに販管費率が改善し続けているというコスト管理の巧みさに関心を持っております。

この『コスト管理』については、大投資家ウォーレン・バフェット氏がものの見事に表現していますので引用させていただきます。

私は、どこかの会社が経費削減に乗り出したというニュースを耳にするたびに、この会社はコストというものをちゃんと理解していないと思ってしまいます。

朝目覚めたときに『さて、息でもするか』などと決意しないように、本当の意味で優れたマネージャーは『よし、今日は経費を削減するぞ』などと考えないものだからです。


そういうことなんですね。さまざまな企業の有価証券報告書を読んでいると、「今年はコスト削減に邁進したため、営業利益が○○%アップしました」等の表現が時に使われているのを見かけますが、本当に優れた企業というのは当然のこととして日常的にコスト削減に取り組んでいるわけなのです。

この販管費率の改善1つとっても、同社の経営陣が信頼に足る優秀なメンバーであると判断できると思います。また、経営目標については“営業利益率5%”、“ROE15%”と目標の数値化と率で掲示している点も非常に筆者としては好感が持てます。

(配当性向についてはここ数年の推移を見る限り20%程度を目安にしているようですが、あえて数字を掲示していないところを見ると多少の業績の悪化では増配を優先的に考えているのかもしれません。)

同社の一部の特異なビジネスモデルについてはどこで書こうか迷っているうちに最後になってしまいましたが、同社の『求貨求車』ビジネスは取引業者とWin-Winの関係を築きやすいマッチングビジネスであり、こうしたビジネスへの参入障壁はさほど低くはないのではないかと考えます。

一度、Win-Winの関係の輪に取り込まれればそこからわざわざ抜けようとは思わないはずですから。

業種こそ違えど、このマッチングビジネスでWin-Winの関係を築いて大成功を収めている企業がありますね。

ピンと来た方もいると思います。そうです!こちらも筆者の保有銘柄の1つですが、国内中古車オークションシステムで圧倒的シェアを誇るUSSです。

USSは今では国内中古車オークションシステムにおいてデファクト・スタンダードを獲得するまでに至りました。同社には是非とも運輸業界でUSSの地位を奪取してもらいたいと思います。

では恒例の同社の理論株価です。

トランコムの理論株価は3100円です。

お正月休みの間に知人に突っ込まれて気付いたのですが、筆者の定める理論株価とはこの株価以下であれば買って良いと思っている基準価格です。

ただし、この理論株価以下であればすぐにでも買うかといえばそうでもありません。せめて10~15%安ぐらいにはなって欲しいですね。

いつものことながら嘘を書いているつもりはありませんが、投資をするに当たってはあくまでも自己責任でお願いします☆


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前回の記事で2011年末時点のポートフォリオを掲載しましたが、その中で9058トランコムの保有比率がポートフォリオ全体の4%近くにまで達していたことに筆者自身少し驚きでした。

だからといって、すぐにでも売却して保有比率を引き下げたいというわけではありませんが、これ以上の同社への投資へは若干弱気です。

やはり1年に1~2回はきちんとポートフォリオを点検することは欠かせないですね。

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とういことで、今回の企業は9058トランコムです。

前々回の銀行セクター唯一の保有株が『セブン銀行』であれば、倉庫・運輸セクター唯一の保有株が同社になります。特に運輸業のセクターにおいては割安に放置されている企業の株式が数多く見られ、非常に面白いのではないかと思っております。

では基本情報から↓

<<基本情報>>
■9058トランコム(大証2)
■URL:http://www.trancom.co.jp/
■決算:3月
■プロフィール:

1959年(昭和34年)設立。社名の『トランコム』は、Transport(物を運ぶ・輸送)とCommunication(心の通い合い)を組み合わせたもの。

企業理念:「わたしたちは期待される存在でありたい」

時価総額:149.8億円
代表取締役社長:清水 正久


2007~2011年の過去5年間の財務諸表は以下の通り。

9058トランコム財務諸表

同社の損益計算書から利益の数字を“率”で見るとさほどズバ抜けて素晴らしいというわけではないのですが、この不況下においても安定的に右肩上がりの上昇を続ける収益、利益の“額”には何かしらそれ相応の強みがあるのではないかと思わせてくれます。

次回<<分析&見通し>>に続けます。


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