バリュー×グロース株に集中投資

バフェット氏曰く、「過度の分散投資は無知のためのリスク回避」です。 景気に左右されず、毎年しっかりと利益を上げられる企業に集中投資をしましょう!人間の“欲”がなくならない限り株式投資は永遠に不滅です★
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では、『しまむら』の続きです。

まず最初に同社の強みを言ってしまえば、同社の最大の強みは
「店舗の標準化とローコスト経営の徹底」
にあると思っております。

【標準化】
①出店地域(立地)の標準化
②店舗規模の標準化
③売り場構成・レイアウトの標準化
④サービスの標準化(マニュアルの徹底)

この徹底した“標準化”と“20~45歳の主婦”というターゲットに的を絞り込むことで圧倒的な効率経営を実践しているのが同社の特徴と言えるでしょう。

下記は競合他社比較です。

ファストファッション財務比較

あれ!?数字を見る限りでは、意外と競合他社と比較して優位性があるようには見えないと思われるかもしれません。実際、ファーストリテイリング社やポイント社の方が利益率、ROEともに上回っています。

(Tammy&coさんにコメントをいただいて急遽外資2社を加えましたが、H&M社の数字にはちょっと驚愕です!筆者のまわりでH&M社に買い物に行ったことのある人に感想を聞くと「デザインはかわいいんだけど品質がね・・・」という話をよく耳にします。このあたりが高利益率、高ROEと関係しているのかもしれません。H&M社について現在興味津々の状態ですが、筆者自身あまりにも情報不足ですので後日改めて調べてみたいと思います。)

話を『しまむら』に戻しまして、一見、優位性の見当たらない競合他社比較ですが、注目すべき箇所は粗利益率にあります!

ずいぶん低いですよね!?というより、上記9社のなかでは最低の粗利益率です。

決して同社が取引き先の言いなりになって不適切な高値で商品の仕入れを行っているわけではないのは言うまでもありません。

同社の商品を購入したことがある消費者の方であれば実感していることだと思われますが、肌着一つとっても同社の品質はとても素晴らしいものが多いです。つまり、それだけ仕入れる元となる商品の質が高く値が張るということだと思われます。このことは、あくまでも筆者の憶測の域を出ない部分もあるのですが、もし、競合他社が同品質の商品の仕入れ、もしくは開発から販売まで関わろうとすれば、まず同社ほどの最終利益の確保は難しいのではないかと思っております。

商品の品質の高さは間違いなく顧客満足度の向上に貢献しており、それがターゲット層である20~45歳の主婦の心を掴んで離さない秘訣だと思われます。

次に同社を見る上で注目すべき点は小売業トップクラスの整備された「物流システム」でしょう。

小売業社の多くは物流をアウトソーシングに頼っている企業が多いのにに対して、同社は商品の調達から販売まで全て自社で完結しています。

また、買い付ける商品に対しては完全買取の方針を取っているため、卸から見ても非常にありがたい取引先となっていることでしょう。ここでWin-Winの関係が築かれていることは非常に大切な要素です。

しかし完全買取の方針とは言え、売れずに在庫を抱えてしまうようでは大問題です。

そこで登場するのが、同社のPOSシステムですね。

同社がPOSシステムを初めて導入したのは今から約30年以上も前の1981年のことだそうで、コンビニエンスストア最大手のセブン・イレブンがPOSシステムを導入したのが1982年とのことですからそれよりも1年も早くPOSシステムを積極的に導入していたことになります。・・・言い方が悪いかもしれませんが、一衣料品店がですよ。

このPOSシステムを利用することによって、どの店舗でどの商品が売れ、またはどの店舗がどれだけの在庫を抱えているのかを瞬時に把握することで全国規模での店舗間での商品の融通を可能としているというわけです。

(ちなみに、店舗間での商品の移動は洋服1着単位から可能だそうで、このようなことができるのはもちろん整備された物流システムを持つ同社だからこそできう芸当だと言われています。)

そして、この物流システムの改善、設備投資は日夜継続的に行われており、なお進化の途中といったところでしょうか。

物流システム構築への投資には莫大な費用がかかるため、結局は競合他社が真似したくてもそう簡単にはいきません。この点1つとっても、競合他社を寄せ付けることのない屈強の“濠”が見られると思います。

この同社の物流システムの話題を見聞きする度に、情報技術に積極的に取り組み今や世界最強の小売業者と謳われるエクセレント・カンパニー『ウォルマート社』の姿を同社に重ねてしまいます。

では今一度、もう少し“標準化”の話を掘り下げておこうと思います。

同社は人材の採用に当たって原則、新卒採用のみを行っています。さらに、人材の育成においても基本フレームは必ず社内で自前で行っています。近年では、自己啓発セミナーや人材教育セミナー等のブームを追い風にアウトソーシングする企業が多数見受けられますが、同社ではまずあり得ません。このことについては同社の前会長である藤原氏がこのようなことを述べられていました。

“会社のアウトラインというものは、いわば一つの絵であり彫刻なのです。ですから外へ出すことはありえません。絵にしても彫刻にしても基本フレームは自分にしかわからないのです。人任せにしたところで意味があるとは到底思えません”

全くその通りですね。

一本筋の通った素晴らしいお言葉だと思います。逆に自社で人材教育を行えないというのであれば、それは平凡的な企業だということでしょう。なぜならば、アウトソーシングされた人材教育セミナーには競合他社の人材も訪れているかもしれないのですから。

さらに人材に関して付け加えると、同社の購買担当者は飛び抜けて優れた能力を兼ね備えている必要はないそうです。小売業社にとって購買担当者の良し悪しは売上を大きく左右しかねる生命線と言えると思うのですが、同社では一概にそうではないそうです。

新卒から徹底的に“しまむらイズム”を叩き込まれた社員であれば、そのほとんどの社員が購買担当者として手腕を振るえるそうです。これもそのような社内システムが構築されているからこそ実践できる同社特有の強さと言えるでしょう。一般の平凡な企業ではこうはいきません。カリスマ的な“バイヤー”と呼ばれる購買担当者が必ず存在するものです。

前出の藤原氏によれば、『しまむら』では“基本3年で、ぐるぐるポストを回転させて人材を育てる”ということですから、購買担当というポストも“しまむらイズム”をもった社員であれば誰にでもできると言うのもまず間違いのない事実なのでしょう。

ここで一つ、ウォーレン・バフェット氏の言葉を借りるならば、「バカでも経営できる企業を探しなさい。いずれ、そういう人間が経営者になるのだから」だそうです。(バフェット氏にしては珍しい言い回しの一文だと思いずっと印象に残っていたのですが、それだけ商品力、社内システムに優れている企業には永続的競争優位性が存在するということを言いたかった裏返しの言葉だと個人的には思っています。勝手にですが。)


では、最後に恒例の同社の理論株価です。

しまむらの理論株価は10500円です。

ブログを書くようになってから改めて思うことがあります。それは、配当性向を明確に掲示している企業ほど優良企業が多いような気がします。

もちろん同社も数字できちんと配当性向“20%以上”と明記されております。

いつものことながら嘘を書いているつもりはありませんが、投資をするに当たってはあくまでも自己責任でお願いします☆


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その名も『ファッションセンターしまむら』という店舗名が何とも素敵ですね☆

筆者の生活圏にも店舗展開しているためちょくちょく足を運ぶのですが、行くと何かしら買い物をしているような気がします^^・・・飽きないんですよね~。。。

伝説的ファンドマネージャー、ピーター・リンチ氏は投資するにあたっての判断基準として“面白みのない、または馬鹿げた社名”というのをその1つに挙げていましたが、同社の店舗名に非常にしっくりくる言葉ではないかと個人的には思っています。

ということで、今回は国内1200店舗の『ファッションセンターしまむら』を展開する「株式会社しまむら」です。

まずは基本情報から↓

<<基本情報>>
■8227しまむら(東証1部)
■URL:http://www.shimamura.gr.jp/
■決算:2月20日
■プロフィール:

1953年設立。国内で1647店舗(内、「ファッションセンターしまむら」が1200店舗を占める:共に2011年2月期末)の衣料品チェーンストアを展開。海外では、台湾で31店舗を展開。

経営理念:
商業を通じ消費生活と生活文化の向上に貢献することを基本とする。
常に最先端の商業、流通技術の運用によって高い生産性と適正な企業業績を維持する。
世界的視野と人間尊重の経営を基本とし、普遍的な信用、信頼性をもつ誠実な企業運営を続ける。

時価総額:3180億円
代表取締役社長:野中正人


2007~2011年の過去5年間の財務諸表は以下の通り。

8227しまむら財務諸表

日本の衣料品チェーンというと、カリスマ経営者柳井氏率いる『ユニクロ』(ファーストリテイリング)にスポットが当たりがちですが、同社の商品調達から物流、店舗販売に至るまでの総合力は他社の追随をそう簡単に許すものではなく、衣料品チェーンどころか小売業界最強クラスの経営力を誇る企業だと思っております。

財務諸表の数字を見ても、EPSは長期的に右肩上がりで自己資本比率も高く70%台後半。株主資本利益率は2桁台で十分。

また、利益率は毎年のように改善の傾向が見られ、これらの数字を見るだけでも同社の経営陣がいかに優れているかの証明となるでしょう。

少し先になるかもしれませんが、次回<<分析&見通し>>に続けます。


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投資とは関係のない話ですが、今年に入ってから何かがズレているのか??思いもよらない出来事や突発的なトラブルに巻き込まれる確率が非常に高くなっています(> <)

昨年までの筆者であれば身の回りで面倒なことが起きそうな時は、何となく雰囲気を感じて早めに逃げ切ることができるはずなんですが・・・きっと、どこかでボタンの掛け違いをしたのでしょう。元に戻るきっかけが必要です。

では気を取り直して、B-R31アイスクリームの続きです。

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まず最初に、同社株式を保有し続けている一番の理由については、筆者が初めて同社に投資をした時の動機と今でも何一つ変わっていません。

「31アイスクリームのアイスクリームが美味しくて、楽しいから」

このことが大前提にあります。

同業他社、いくつか業種として競合する店はありますが、価格と種類(フレーバー)の豊富さで同社に匹敵する競合店はまずないでしょう。

次に財務諸表のほうに目を向けると、売上高では2010年12月期まで6年連続で過去最高額を達成しており、2011年12月期もこの記録を更新予定ですので7期連続はほぼ確実です。店舗数の増加に比例して売上高増という構図が見て取れます。

(この売上高の推移については、ただ単に売上高が増加していれば良いというわけではなく、利益率が低下していないかも合わせて確認するべきでしょう。)

また、EPSの推移を確認すると、
----------------------
 2001.12 - 16.90
 2002.12 - 30.87
 2003.12 - 43.05
 2004.12 - 64.59
 2005.12 - 90.04
 2006.12 - 122.29
 2007.12 - 118.54
 2008.12 - 109.90
 2009.12 - 135.67
 2010.12 - 171.42
----------------------

2001年12月期のEPS16.90円から2010年12月期EPS171.42円まで、10年間でほぼ10倍高を達成しており、配当金についても毎期増配とまでは行きませんが、配当性向50%を目途に着実な増額の跡を確認することができます。

概ね順調といったところでしょう。

で、肝心なのは同社の今後の見通しについてなのですが、正直、計りかねています。

2010年12月期を区切りとする前中期経営計画の柱の1つであった1000店舗出店の目標も達成し、店舗数の増加については伸び代がやや少なくなってきたかと思われます。

これは、2011年12月期~2013年12月期における新中期経営計画の中で毎期の出店数を50店舗としていることからも読み取れます。(2002年以降、同社は毎期100店舗単位で出店してきていますので、単純に考えれば出店ペースはこれまでの半分になるわけです。)

また前中期経営計画のもうひとつの柱であった新業態の開発についても『カフェサーティワン』の店舗運営を開始したようですが、なかなか苦戦しているようです。(今のところ茨城県の1店舗だけのようです。)

<カフェサーティワン店舗情報>
http://www.31ice.co.jp/contents/cafe31/cafe_store01.html

このカフェ業態については、コーヒー専門の『スターバックスコーヒー』からファーストフードの雄『マクドナルド』、そしてオールマイティ的な『ファミリーレストラン』まで群雄割拠する中で同社が独自色を打ち出し、その地位を確立できるかについては個人的にはかなり懐疑的に見ています。

(カフェ×アイスクリームの組み合わせがどうもイマイチわかりづらいんですよね。筆者であれば、どういった場面で同店舗を利用するのかイメージしては見たのですが・・・絵が見えないですね。。。)

また、新業態の開発と平行して台湾への出店も継続的に行っていくようですが、これについては同国のアイスクリーム事情もよくわからないため、当面、様子見のスタンスです。まだ店舗数でも11店舗程度のようですし。


ここまで、筆者のブログにしては珍しく買い煽りのような仕上がりになっていないのが自身でも不思議なくらいですが(ましてやポートフォリオ上位銘柄なのですが)、ただ最初にも述べたとおり、同社の強みは何と言っても手頃な価格で約32種類もの豊富なフレーバーアイスクリーム中から好みのアイスクリームをチョイスして食べることができるという点です。(ちなみに、21種類が通年のスタンダード・フレーバーで他11種類が月・季節変わりだそうです。)

真夏の暑い日に頬張るアイスクリームは、何気ない日常にちょっとした幸せと笑顔を与えてくれるアイテムです。現在の販売価格はレギュラーサイズで320円ほどですが、この価格が20円や30円上がったところで、きっと消費者は「値上げしたからもう買わない」ということにはならないでしょう。

一度、同社の美味しさ、楽しさに触れたことがある消費者であれば間違いなくリピーターになると思われます。

このことについて、大投資家ウォーレン・バフェット氏の言葉を借りれば「優れた企業は、消費者の心の一部を所有している」ということになるでしょうか。

同社では純利益率で7.8%程度を基準値としているようですので、実際の数値がここから大きく乖離しない限りは心配せずにホールドの姿勢で良いのでないかと考えています。

では最後に、恒例の同社の理論株価です。

B-R31アイスクリームの理論株価は2750円です。

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今回の銘柄は、筆者のポートフォリオの中でも最古参の『B-R31アイスクリーム』です。

まだ株式投資を始めたばかりの10年ほど前に、ただ単に「31アイスクリームのアイスが好き」という理由だけで投資を決めた今となっては思い出深い銘柄でもあります。

まずは基本情報から↓

<<基本情報>>
■2268RR31アイスクリーム(JQS)
■URL:http://www.31ice.co.jp/
■決算:12月
■プロフィール:

1945年創業。アメリカを中心に世界42カ国で6300店以上を展開。日本における31アイスクリームの店舗数は1075店舗(2011月9月末)で、国内最大規模のアイスクリーム専門店チェーン。

サーティワンは英語の「31」で、「31種類のアイスクリームがあるため1ヶ月毎日違うアイスが楽しめます」という意味が込められている。ただし、実際には32種類のアイスクリームが置かれている店舗が多く、これは冷蔵庫が四角いので偶数(しかも4×8)の方が経済的であるという理由であり、トリビアの泉でも紹介された。実際には1000以上の種類があるが、世界のどこへいってもBaskin-Robbinsの店はたいていは32種類から選べる。-Wikipediaより引用-

企業スローガン:「アイスクリームを通じて人々に幸せを。」

筆頭株主:不二家
時価総額:266.4億円
代表取締役社長:尾崎仙次


2006~2010年の過去5年間の財務諸表は以下の通り。

2268BR31アイスクリーム財務諸表

同社が製造販売しているアイスクリームという商品の性質上、季節による収益の変動がかなり大きいものの、通期で見ると売上、利益ともに右肩上がりの成長を続けている安定感抜群の高収益企業だということがわかります。

また自己資本比率は70%と財務も堅固。

「たかがアイスクリーム、されどアイスクリーム」。そんなフレーズがとても似合うオンリーワン企業ではないでしょうか。

次回<<分析&見通し>>に続けます。


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まず最初に1件、訂正させてください。

前回のブロンコビリーの記事内で、筆者は外食産業をあまり得意としておらず投資候補として挙げるとすれば『マクドナルド』1社限りかもしれませんと書いていたのですが、すでにもう1社外食産業に属する企業の株式を保有していました。

それは、2268BRサーティワンアイスクリームです。(筆者のポートフォリオの中でも古株の方なのですが・・・つい、忘れてしまっていました。)

投資家側からすれば、この企業の株式も一度ポートフォリオに組み込んだら後は時間が価値を増幅してくれる素晴らしい企業の1社です。

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では、ブロンコビリーの続きです。

前回も少し述べましたが、同社に投資するきっかけとなったのはたまたま実家の近くに『ブロンコビリー』がオープンしたのがきっかけでした。

実際にお店で食事をした最初の感想は“美味しい&楽しい”でしたね。それまで『ブロンコビリー』という店名すら聞いたことがありませんでしたが、これから多店舗化していけばきっと流行るだろうなと直観的に思ったものです。

で、調べたら名古屋地盤の上場企業だったというわけです。

しかも財務も抜群なんですね!これで投資しない理由はありません。

下記は筆者が業種・業態的に競合するかなと思える主な外食企業との比較です。31アイスクリームとサンマルクは外食企業でトップクラスの利益率を誇るため参考までに付記しました。

外食産業(ファミリー)財務比較


注目は何と言っても営業利益率ですね。トップのサンマルクHD、BR31アイスクリームに次ぐ高収益の企業体質であることを示しています。詳しくは後述しますが、この高収益の源泉は、同社の『得意なことだけをやる!』という経営姿勢からもたらされるものだと推測されます。

-ブロンコビリー3つの強み-
・魚沼産のコシヒカリでも津南町のものに限定
・備長炭で焼いたハンバーグ、ステーキの提供
・新鮮なサラダバーを季節ごとに用意


特に、大かまどで一度に大量に炊かれたご飯は、社長の竹市氏が自信を持ってアピールするのも納得の美味しさでした。なかなかこれだけ美味しいご飯を提供している外食企業は他にはないと思います。

で、その社長の竹市氏ですが、先日大和IRにて個人投資家向け企業説明会にて講演されていましたので、ここからはその時の講演内容とともにお送りしたいと思います。

まず竹市社長の印象と言えば、物腰、口調こそ柔らかく見えるものの、『ブロンコビリー』の経営に対する講演の端々に熱い情熱と強い自信を滲ませるとても好感の持てる人物でした。

きっと竹市氏自身が一番の『ブロンコビリー』のファンなのではないでしょうか^^

現在、東海と関東地区で66店舗(2010年期末時点)を運営していますが、2021年(10年後)までに200店舗の出店を目指すとのことです。計算上では、毎年12~14店舗程度の出店ペースということになるでしょうか。

ややペース的にはゆっくりかなという印象も受けたのですが、この毎期12~14店舗の出店ペースというのにはきちんとした理由があり、この出店ペースであれば借入金を必要とせずに自らが稼いだキャッシュフローだけで無理なく賄える出店ペースだそうです。

また出店計画については、ある程度儲かるとわかっている場所にしか出店はせず、もし好ましい出店場所を確保出来なければ出店ペースを落としても出店は控えるとピシャリ。規模の拡大を優先しようとしないその経営理念にも大変共感させていただきました。

すべてとは言いませんが、急速な規模の拡大の先に待つものは多くの場合、見栄えの良い売上高の裏で犠牲となった利益率の低下と質の低下のダブルパンチですから。

その先には関西、九州、東北地区への出店もイメージ程度はあるようでしたが、あくまでも当面は東海+関東地区で200店舗達成に注力されるとのことでした。

筆者の単なる感に過ぎませんが、まず達成可能な数字だと見ています。

気になる点を挙げるとするならば、アルバイト・パート人件費の水準でしょうか。関東、それも都内となるとやはり時間給が東海地区と比較して高くなることでしょう。これから関東地区の店舗数が増加し続けても現在の収益水準を保てるのか、その点はきちんと見守りたいと思っております。

さらに出店計画に対しては、自己のキャッシュフローの範囲内に収め、借入金に頼らない経営戦略を採るのは竹市社長自身の経験則に基づいてのことだそうです。

今から約10年前の2001年、当時同社は38億円程度の有利子負債を抱えていたそうです。利息の支払い額もそこそこあったと思われますが経営が順調のときは大して気にもならなかったのでしょう。(竹市社長も有利子負債の額は20億円程度はあると思っていたが、まさか38億円にもなっていたとは思っていなかったと回顧されておりました^^;)

そんな折、日本国内では米国産輸入牛肉によるBSE問題で全国的に牛肉が不人気食に。牛肉を扱う単一業態で店舗展開する同社には、当然のごとく大打撃を与えました。

損益は赤字に転落し、今までさほど気になっていなかった38億円にのぼる有利子負債の利息がさらに経営を逼迫させます。

竹市社長も当時は本当に潰れるかもしれないと弱気にもなったそうです。

しかし、ここからが並みの企業ではありませんね。

それまでは同社の経営戦略は低価格路線を採っていたそうなのですが、BSE問題を機に経営戦略も大転換。高付加価値の商品を提供できる店舗に生まれ変わらせ見事成功。これが現在の『ブロンコビリー』の基盤となり、以来、有利子負債の返済に務め2010年12月期には2億円程度にまで圧縮。同期の純利益額が6億円ですからもう有利子負債に怯える必要は無くなったと言えるでしょう。

久しぶりに引用させてもらいますが、かの大投資家ウォーレン・バフェット氏も借入金については「多額の借金を持つことは、毎朝目が覚めて今日も1日他人の好意が訪れることを祈るようなものだ」と述べられています。

借入金が「善」か「悪」かの議論はここでは避けますが、少なくても個人の生活においては、借金に頼らずに生活することができるのであればそれは幸せなことだと思っております。

こうして2001年の危機を乗り越えた同社は財務的にもとても筋肉質な企業となり、外食産業業界自体が縮小するなか順調に成長してきたわけです。

そして、そんななかで起きたのが2011年3月11日の東日本大震災。原発事故の影響による国産牛肉のセシウム問題による消費者の牛肉離れと、これまでに経験のない計画停電という事態に一時的に売上高が激減。

(牛肉について同社は、100%豪州産牛肉を使用しているため安全面において問題もなく、消費者の戻りもそこそこ早かったようですが、計画停電だけはどうしようもなかったとおっしゃられておりました。計画停電期間中の1店舗当たりの売上高の減少額は約3割にも及んだそうです。まだ関東地区の店舗数が全66店舗中8店舗と東海地区と比較して少なかったのが幸いでした。)

先日の企業説明会時点ではずいぶん回復しているとのことでしたが、それは、3Qの損益計算書からも見てとれます。

2010年3Q 売上高6,449百万円 営業利益率12.9%
2011年3Q 売上高7,251百万円 営業利益率15.4%


加えて竹市社長はこうもおっしゃっておりました。「震災による国産牛肉のセシウム問題、計画停電が発生しなければ、正直、今期は外食産業全体で利益率トップに躍り出ていた」と。今期の達成はやや難しい情勢のようですが、来期以降に十分期待していいのではないでしょうか。

また、余談ですが竹市社長、業界全体の動向にも精通していらっしゃるように拝見しました。一株主として頼もしい限りです。

企業説明会の終盤では同社の経営リスクとして、

・ステーキ、ハンバーグという単一業態で店舗展開を行っていること
・100%豪州産牛肉の輸入に頼っていること


の2点を主要なリスクとして挙げることも忘れておられませんでした。


やや長くなりましたが、最後は恒例の同社理論株価です。

ブロンコビリーの理論株価は3600円です。

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